セキュリティ対策
メールアドレスの漏洩を無料で確認する方法と、できないこと
セキュリティ対策メール漏洩チェッカー
この記事の結論メールアドレスの漏洩チェックで分かるのは「公表された漏洩事件に含まれていたか」と「その事件で漏れた項目の種類」まで。パスワードの中身や、未公表の漏洩は分かりません。だから「検出なし」は安全の保証ではなく、対処はチェックの結果にかかわらず同じです。
漏洩チェックは何をしているのか
「ダークウェブを監視している」という言い方をよく見かけますが、個人向けの無料チェックの多くは、公表された漏洩事件のデータベースと照合しているだけです。最も広く知られているものの一つが、セキュリティ研究者のトロイ・ハント氏が運営する「Have I Been Pwned」で、1,000件を超える漏洩事件に含まれていたメールアドレスが登録されています。
当サイトの無料チェックも同じ仕組みです。入力されたアドレスを海外の照合用データベース(現在は XposedOrNot という無料のデータベース。事件の名称・発生日・漏れた項目は Have I Been Pwned の公開データ)に送り、「どの事件に含まれていたか」の一覧を受け取って表示します。XposedOrNot は Have I Been Pwned と完全には一致せず、一部の事件は検出されないことがあります。
分かること・分からないこと
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| どの事件(サービス)から漏れたか | データベースに登録されていない漏洩 |
| その事件がいつ起きたか、何件規模か | まだ公表されていない漏洩 |
| 漏れた項目の種類(メール・パスワード・住所など) | 漏れたパスワードの中身そのもの |
| パスワードを含む事件がいくつあるか | そのデータが今どこで使われているか |
「検出なし」をどう受け止めるか
検出なしは「現時点で確認できる範囲では見つからなかった」という意味です。漏洩が公表されるまでには、事件の発生から数か月〜数年かかることが珍しくありません。つまり、今日「検出なし」でも、半年後に同じアドレスで検出されることは普通に起こります。
だからこそ、チェックの結果にかかわらずやることは同じです。
- 1パスワードをサービスごとに別のものにする(使い回しをやめる)
- 2メール・SNS・ネット銀行・通販で2段階認証をONにする
- 3届いたメールやSMSのリンクから開かず、公式アプリやブックマークから開く
- 4数か月に1回、同じアドレスで再チェックする
チェックするときの注意
- パスワードを入力させるサイトは使わない。漏洩チェックにパスワードは不要です。当サイトにもパスワードの入力欄はありません。
- 他人のアドレスを調べない。ご本人が管理するアドレス、または同意を得たご家族のアドレスに限ってください。
- 結果をメールで受け取る仕組みには慎重に。当サイトは結果を画面に表示するだけで、メールは送りません。
無料チェックで「どの事件に含まれていたか」が分かったら、次は事件ごとの対処です。パスワードを含む事件があれば、そのサービスと、同じパスワードを使い回している他のサービスを今日中に変えてください。